立秋を過ぎると秋なのだから
秋バラも花開いてくる。
朝、夕は少し涼しくなるからだ。
しかし日中の残暑は厳しいので
あまり大きな花にならないし
形も色もいまいちなのだが
4ついっぺんに咲いているのを見たら
豪華なのである。
しかしこのままでは
陽射しにやられるし、すでに
コガネムシに花びらを喰われている。
切ってしまって幹に栄養を回そう。
赤い牛乳パックの器に
活けて玄関に飾る。
ちょうどケアマネさんの家庭訪問があり
目を見張っていた。
この他人の視線が快感なのであるが
なにも言わず黙っている。残念。
ケアマネさんは黙っているが
いろいろ細かく観察をするのが仕事。
介護以外の話より
高齢者が今回の台風の被害に遭っていないか
確認がてらで来たのだろう。
タキイの今年のカタログに
デルバール社の「ポール・セザンヌ」はない。
夢見るような色のバラだが
枝が細く花が大きいので
咲いた時に下を向く。
こういうのは買って、植えてみて
花を咲かせて初めて知ることだ。
それで売れないのだろうか?
せっかくの色合いなのに
下を向くから切り花向きとは言えない、
こんな風にオアシスに挿して
上を向かせると
その華やかさは格別なのだが。