金木犀の季節である。
母が目の高さにある枝を切ってしまい
花は見上げるように高いところにある。
お天気次第では
金木犀の香りが降るように降りてくるが
暖かい日は香りというものは
上に上がっていくものなので
あまり香らない。
うーん、もうちょっと考えて
剪定して欲しかったなぁ・・・
この季節になると
少女漫画家の内田善美の
作品を思い出す。
★いちおう貼っておきますが楽天にもamazonにも在庫ありません。中古なら1冊で15,000円ですが、まず出てこないです。作者は増刷を拒否しているし、電子書籍化も望めません。読者だけの心の宝石みたいなもの。★ |
集英社の「りぼん」でデビューした時は
細密画のような漫画に私は
衝撃を受け、それ以来ずっとファンである。
本人が納得するストーリーで
丁寧な絵を描くので
とてもじゃないけれど
量産不能の寡少の作家だ。
「星の時計のLiddell」で主人公は
金木犀が香ると
どこかの異世界に行ってしまう。
それで私も金木犀が香る季節になると
主人公が行った異世界に
行けるような気がして
少女の頃から、金木犀の木の前に
立ってみるのだが
異世界に行けたことは、ないですなぁ・・・
金木犀の葉を取り、
キバナコスモスと合わせてアレンジしてみた。
「狂い咲き」と言っていいほど
たくさんの花が咲いていた
真紅のバラ。
去年、夏に食用の
ゴーヤのツルがからむので
母は思い切って、ばっさりと
剪定してしまった。
すると
ひとつ花が咲いては
間を置いて、しばらく
たってから、
ひとつ咲く、という体たらく。
あんなにゴージャスで
華麗に咲きほこっていた
大輪のバラが・・・
剪定に失敗してるんだよね。
そんな数少ない
貴重なバラをポトスと共に
活けてみた。
秋バラの季節ではあるが
残暑が厳しいので
色も形も大きさも
秋バラらしい元気はない。
日中、30度を超えていたら
夏と同じである。
そんな、環境であっても
けなげに咲くバラを
アレンジする。
外で咲くより
日陰になる部屋に置いた方が
涼しいのか
若干、日持ちがいい。
バラが淡い色なので
器も薄い色にして
レースペーパーで
飾ってみた。
いつも同じバラだが
器が変わると
また趣の違うバラになった。
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この写真は左端に
ピンク色の花がある。
母の日か何かで妹が
5月頃に贈って来たミニバラである。
ポール・セザンヌの大輪のバラに
このミニバラを合わせて飾ると
とても見栄えがしたものだ。
関東の植物は
こちらでは、ぐんぐん育つ。
ハート形のハンギング・リースだったのが
育ちすぎてハートの形に見えなかった。
おまけにあっという間に
花の時期は過ぎた。
花が終わると、もう適当に、という感じで
庭の隅に植え替えていた。
そのまま、ほったらかしだった。
真夏の暑い日にふと見ると
1輪だけ咲いていて
そこに植え替えたのだと知った。
水やってないので
土がパリパリに乾いていた。
その後、一生懸命に水やりに励んでいると
少しずつ咲くようになった。
それがこのピンク。